私たちの住む長岡市はゴールデンウイークを前に、1年で一番過ごしやすい時期になり
ました。
寒くもなく暑くもなく1年で一番過ごしやすい時期には、春の到来を待っていたかの
ように家族、地域、学校などでのイベントの集まりが毎週目白押しです。
暖かく遠方からも移動しやすいこの時期、旅行などで出かける計画を立てている人も
多いと思います。
連休で集まりやすいこの期間に法事を行うご家族もいらっしゃると思います。
私の身内でも法事を行う予定あり、お世話になった人を偲ぶ機会でもあり、
自分との繋がりを改めて考える機会でもあります。
デジタル遺産て何?
仕事の上ではゴールデンウイークに四十九日法要が行われるという事になれば、
当日に間に合うよう必要な書類を集めますので、連休目前は忙しい日が続き
ます。
集める書類の中には金融機関の解約書類などもありますが、最近取り扱いが増えて
いると感じるのは、ネットバンクを利用されている方が増えたということ。
他にネット証券や仮想通貨など、本人以外は解約手続きが面倒な金融商品が盛り
だくさんあります。こういったインターネット上でアカウントで管理され故人が
資産として残しそのまま遺産となるものが「デジタル遺産」と呼ばれる遺産です。
これらのデジタル遺産を見つけられなかったり、後で判明するようなことがあると
相続トラブルに繋がることもありますので注意が必要です。
さらに「デジタル遺品」て何??
その中でもやっかいなのは、故人のスマートフォン上に残してある写真が欲しいので
暗証番号を調べて欲しいというリクエストが多い事。
流石にこれは家族にとってもは大切ですが金銭としての価値はないということで、
手続きをお断りさせてもらっていますが、こういったスマホやパソコンに残した
写真や動画など、金銭とは直接繋がらない遺品を「デジタル遺品」と分類して財産
とは分けているようです。
それにしても家族にとっては写真は記憶に残る財産なのですから、今後は証書や通帳
などと同じようにパスワードも分かるように残しておく必要がありますね。
デジタル遺産の解約に強い行政書士として
デジタル遺産の解約依頼が急増している昨今、未知のデジタル遺産との遭遇も
今後考えられますので、日々士業としても情報の収集と研鑽がよりいっそう必要な
時代になったと感じます。
ネット銀行、ネット証券など解約の仕方が複雑でわからないと言ったご相談は
当結城事務所で受付しておりますので、お気軽にご相談ください。