皆さんこんにちは!師走になり今年も1ヶ月を切りました。
年賀状の準備もそろそろ始める時期ですが、今年も例年通りクリスマス前に大急ぎで仕上げることになりそうです。
それにしても11月の最終週からみぞれ混じりの雨ばかりで、まともに晴れる日がほとんどないという雪国ならではの冬の到来を迎えています。わかってはいるものの太平洋側とのあまりにも対照的な天候の違いに笑うしかありません。
毎年繰り返される冷たい雨と風による冬の到来ですが、この仕打ちにも似た環境に慣れるということはまずありません。以前のブログで真冬日より猛暑日が続く方を選ぶといったことを書きましたが、その言葉に間違いがないことを確信しています。
生粋の長岡人の私ですらこう思うわけなので、たまたま転勤などで運よく(?)雪国に当たった人はたまったもんじゃないと思います。一日二日ならともかくほぼ毎日太陽が顔を出さない日が続く中での生活なので、それまで冬晴れが当たり前の生活環境にいた人は特に堪えるでしょう。
会社員時代ですが以前の同僚が長岡の転勤を終えた際に言った言葉を思い出します。「こんなに春の訪れを嬉しく思ったことはありません。」白とそれ以外は灰色か黒に見えるモノトーンの世界が、彼岸ごろから少しづつ草花が芽吹き、それによって景色に色が付いていく変化は雪国で過ごしてみなければ感じられない貴重な体験になるのです。
最近では春の訪れを10倍嬉しく感じるために雪が降るのだと思うようにしています。
冬の長岡で威力を発揮する消雪パイプ
長岡をはじめ積雪になる地域では主に市街地の道路に消雪パイプが敷設されており、夏場とそん色なく車での移動ができます。今はスーパーや賃貸住宅などの駐車場にも普及し消雪設備としてなくてはならないものになっています。
この消雪パイプですが、これからの時期大雪になるとアパートの入居者からクレームの電話を受けることがあります。大半は「自分の車のところだけ、雪が消えないので雪をどかしてほしい」という内容のものです。
当然ですが消雪パイプは駐車場の雪を消すために敷地内に敷設されていますが、全ての区画の雪がまんべんなくきれいに消えることはあまりないです。水の流れを取るための勾配などで生じる僅かな路面の高さの違いなどが影響し、良く消えるところと雪が残りやすいところが出るのが現状です。
だいたいそのような文句を言ってくる人は、雪とは無縁の地域から引越してきた人です。もともと雪国に住んでいる人は、雪の消え方にムラがあることは充分承知しているので文句は言いません。これから雪国で新生活を始める人は、消雪パイプは万全ではないものだと覚えておいてください。
当店ではこれからの時期に賃貸入居契約を締結されるお客様には、駐車場は消えるところと消え難いところがあることをきちんと説明し、たまたま雪が残りやすい区画にあたったとしても自分でご対応くださいということを徹底しています。
そういう時のため、スノーブラシの他、除雪用シャベルも車載するとかなり重宝します。シャベルは駐車場から出る際の除雪にはもちろんの事、帰宅の際に自宅やアパートの敷地に車を停めるための雪かきに役立ちます。消雪パイプが普及していても、大雪の時など消雪が追い付かない時は最後は自分でやらなければならない時の必需品です。
ブレーカーは切らないで!
この時期の入居の際に説明する重要事項で、必ず言っておかなければならない項目としてブレーカーを落とさない(切らない)という事があげられます。
これから年末年始を迎え、実家に帰省する人も多いと思いますが、しばらく留守にする際でも、ブレーカーは落とさないというのが鉄則です。
不在時の無駄な電気の消費を防止するため、ブレーカーを落としたくなりますが、冬期間は除外です。
給湯器の凍結防止ヒーターまで切ってしまうことになり、次にブレーカーを入れて通電した際に給湯器から水がバシャバシャと溢れる状態だったら、凍結で破損している状況です。賃貸借契約書では、凍結で破損した場合は入居者の負担ということになっており、その場合の給湯器の交換は12~13万円程度になります。けっこうな金額の出費ということになりますので、くれぐれも冬場はブレーカーを落とす(切る)ことのないようにしてください。
そのような理由で私ども不動産会社は、アパートの大家さんには、冬場の空室はあえて電気契約をしてもらうよう伝えています。多少の待機電力が発生しても、給湯器一台を取り換えるよりは全然安くすむわけですので。
今年一年ありがとうございました。
ここまで冬場の注意点を述べてきましたが、このブログを書いている時点で今年もあと半月。今年は年初に能登半島地震が発生し先行き不安なスタートとなりましたが、パリオリンピックでの日本人選手の活躍や、大谷翔平選手の50-50達成など明るいニュースもそれなりにあり、良かったことも悪かったこともフィフティフィフティな年であったように思います。
フェニックス不動産も行政書士結城事務所もお客様との出会いふれあいに助けられて一年をどうにか乗り切ることができました。来る2025年が今年以上に明るく良い年になることをお祈りいたしまして、24年のブログを締めさせていただきます。1年間ありがとうございました。良いお年を!