
今季最強にして最長の寒波を乗り越えられた地元長岡をはじめとする南魚沼、魚沼、十日町などの豪雪地帯の皆様、除雪作業本当におつかれさまでした。
当社も先週末に予定していた内見について大雪の影響で対応が難しいことを理由に全てのご案内をキャンセルさせていただきました。
以前は「せっかくお越しになるのだから」と大雪の中で、必死に駐車スペースを確保し、ときには車からシャベルを取り出して雪かきをしながらご案内をしたこともありました。

しかしそんな苦労が結果に繋がることはほとんどありませんでした。
例えば雪の壁が駐車の妨げになり夏場よりはるかに停めにくいことがわかったり、玄関が雪の吹き溜まりになっていることに気づいたり。
普段では気にも留めない事を大雪の時にウイークポイントをお披露目をしてるようなことをして、物件の魅力を伝えるどころか真逆の事をしていたのです。
「お客様を逃したくない」という営業マンとしての気持ちが最優先となり、結果として「しない方が良かった」と思える内見もありました。
こうした経験を通じお客様が希望する物件を「いつどのように案内するのがベストか」という事を考えられなかったことに気づかされました。営業
マンとしてまだまだ修行が足りなかったのだと痛感しています。
ただこれも少し前の時代であったら、お客様が内見を希望されているのに、不動産会社が天候を理由にキャンセルするなどもってのほかでした。
そんなことをすれば営業マネージャーや上司から厳しく叱責されていたのは間違いないです。
地元・長岡の不動産業界でも時代ともに変化
今回の最強寒波到来の際にお客様との予定をキャンセルした背景には、国土交通省が高速道路や国道などの幹線道路について、早い段階で予防的通行止めの可能性を示唆していたことがあります。
実際、過去にも高速道路上で立往生が発生したため、今回の事前予告に反対する声はほとんどありませんでした。それまでは経済優先で物流の流れを止めるような決断はできなかったものです。

事前にそのようなアナウンスがあったおかげで、当社のキャンセル対応についてもご理解いただけました。
これが少し前の時代だったら「そんなことで予定を変更することは何事か」と上司に怒鳴られていたかもしれません。
しかし、今では社会全体の意識の変化が、こうした変化を後押ししてくれています。
同様に、不動産業界も時代が変わるとゆっくりですが変化しつつあります。
賃貸をメインに扱う不動産会社は1月から3月が繁忙期で、この期間は無休で営業するのが当たり前でした。しかし、今年は繫忙期でも定休日を設ける会社がいくつか見受けられます。
以前は「他社がやっているから」うちもということで、1月~3月を無休で営業していましたが、ホームページをリニューアルした機会にこの慣習を見直しました。
社会全体で「働き方改革」が進むなか、企業も時代に合わせ変化していかなければ、いざ求人をした際に見向きもされなくなるでしょう。
それこそ私が20代の頃は成績が挙がらないと「休んでいる場合じゃないだろう!」というのが当時の上司の決まり文句でしたので、いまの状況を思うと隔世の感があります。
「選ばれる会社」を目指して
「働き方」という面では、時代は確実に良い方向へ進んでいます。
この変化の中でフェニックス不動産は「お客様にも、求職者にも選ばれる会社」であり続けることを目指します。時代に即した働き方を実現し、より良い会社づくりに取り組んでまいります。
