
冬の訪れと季節のご挨拶
皆さんこんにちは(^-^)
このブログを書いている途中、
ドジャース大谷選手の4度目のMVPが決まりました!!
ここまで凄いともう称賛に値する言葉すら見つかりません。
さて立冬が過ぎ、暦通り寒さも増してきました。
来週18日の火曜日ごろは、長岡市をはじめ小千谷市・魚沼地域でもこの冬
初の雪の予報が出ています。今週末は冬のタイヤの履き替えを計画している方も
多いのではないでしょうか。
いよいよ本格的な冬シーズンの到来を感じます。

「どこにあるかわからない土地」の相続
相続の手続きをしていると、農地や山林など、相続人の方でも
「どこにあるのかよくわからない土地」が対象に含まれていることがあります。
登記簿を確認して初めて存在を知るような土地も多く、名義をたどると、
亡くなった方のお父さんやお爺さんの名義のままになっていることも
珍しくありません。
私の仕事では、そうした不動産を見つけた場合、なるべく手続きを進めるよう
お勧めしています。
しかし場所の特定が難しく、相続人もかなりの数に増えることにより調査費用も
かかるため、実際に手続きを行う方は限られています。
都市部と地方の相続の違い
テレビで道路に倒れ掛かった朽ちた家を目にすることがありますが、これは
長年放置されることで相続人が何十人にも膨れ上がり、手続きが極めて困難に
なるケースです。
一方、長岡や小千谷、魚沼といった地域の農地や山林では、長く放置されても
交通や隣地との関係で問題になることはほとんどありません。
そのため相続人の方も「要らないからこのままでいい」とおっしゃることが
少なくありません。
制度と現場のギャップ
こうした土地については、2年前に始まった「相続土地国庫帰属制度」が
活用できれば良いのですが、現実には“そもそも相続すること自体が難しい土地”
には対応できていません。
相続登記を済ませてからでないと国に引き取ってもらえない仕組み上の制約があり、
登記の前提となる相続関係の調査や書類の収集が複雑な場合、制度の入口にすら
立てないのが現実です。
せっかく制度ができたにもかかわらず、現場では「使いたくても使えない」
ケースが多く、歯がゆさを感じます。
地方の相続手続きに求められる改善
地方ではこのような事例が珍しくありません。代々受け継がれてきた土地が、
いつの間にか「誰のものでもないわからない土地」になってしまう。
そんな状況をこれ以上増やさないためにも、現場の実情に合った相続手続きの
簡略化や、不要な土地をより柔軟に整理できる制度づくりが求められています。
長岡・小千谷・魚沼といった地域でも、少しずつでも実状に沿ったルールや
支援策が進むことを期待しています。


