
花火ロスの先にある、お盆という大切な時間
毎年、八月二日、三日は長岡市民にとって一年の中でも特別な日です。
そう、長岡まつり大花火大会。
今年も多くの人が夜空を彩る大輪の花火に魅了され、長岡の街は感動と歓声に
包まれました。
今年は私にとって、いつも以上に思い入れのある花火大会でした。
千葉県に住む友人夫妻が、実に八年ぶりに長岡花火を見に来てくれたからです。
「せっかく来てもらうのだから、長岡の魅力を存分に感じてもらいたい。」
そんな思いから、市民枠での観覧申込みや当日の段取りまで、いつも以上に
気合を入れて準備をしました。
長岡花火が一番だと思う理由
全国には「日本三大花火大会」と呼ばれる有名な花火大会があります。
もちろん、どれも素晴らしい花火大会です。
他の花火大会を観て比較したわけではないのですが、それでも私は、
長岡の花火が一番だと思っています。
その理由は、花火の規模や技術だけではありません。
長岡の花火は夏祭りの花火大会ではなく、そこには昭和20年8月1日の長岡空襲で
亡くなられた方々への慰霊、復興、そして平和への願いが込められています。
その象徴ともいえる
「復興祈願花火フェニックス」
が視界を埋め尽くす光景は、何度見ても胸が熱くなります。
ただ美しいだけではない。ここまでのストーリーが、多くの人の心を動かすのです。
熊本地震に思いを寄せながら
今年は、花火大会のわずか数日前となる7月28日に熊本県で最大震度7の大地震が
発生しました。被災された皆様のことを思うと胸が痛みます。
長岡も中越地震や中越沖地震を経験し、多くの方々から支えられながら
復興してきた街です。
だからこそ、被災地の痛みや苦しみは決して他人事ではありません。
今年のフェニックスを見上げながら、その光が被災地へ届いてほしい。
そんな思いで見つめていました。
「帰って来られる場所」がある幸せ
花火を見終えた友人夫妻が、こんな言葉をかけてくれました。
「本当に来てよかった。長岡には花火があるから帰って来られる。
それが本当にうらやましい。」
この一言が、とても心に残っています。
花火が県外で暮らす人が故郷へ帰る理由となり、離れて暮らす家族や友人が再会する
きっかけにもなっています。
人と人を結びつける力が、長岡の花火にはあるのだと改めて感じました。

花火ロスを乗り越え、お盆へ
毎年のことですが、花火が終わると何とも言えない寂しさに包まれます。
いわゆる「花火ロス」です。
長岡市民なら、この感覚に共感してくださる方も多いのではないでしょうか。
そして、その花火ロスを少しずつ乗り越えた頃、長岡はお盆を迎えます。
お盆は、普段は離れて暮らす家族や親戚が集まる一年でも数少ない機会です。
子どもや孫が帰省し、久しぶりに顔を合わせて近況を語り合う。
そんな何気ない時間こそが、とても大切なのだと思います。
お盆だからこそ話せる「これから」のこと
私は昨年のこの時期のブログでも、お盆は相続について家族で話し合う良い機会だと
お伝えしました。
実際、毎年お盆前後になると、ご家族が集まる機会を利用して遺産分割協議を
進めたり、相続手続きのご相談に来られたりする方が増えます。
相続という言葉には、
「まだ早い」「縁起でもない」
という印象を持たれる方もいらっしゃいます。
しかし、本当に大切なのは、元気なうちに家族で話し合うことです。
「自宅はどうするのか。」
「預貯金や保険はどこにあるのか。」
「万が一のときは誰に相談すればよいのか。」
こうしたことを少し共有しておくだけでも、将来の不安や家族間のトラブルを大きく
減らすことができます。
遺産分割協議も、ご家族が顔を合わせているお盆だからこそ、落ち着いて話を
進められる場合があります。
人をつなぐ花火、人をつなぐお盆
長岡の花火は、人と人を結びつける花火です。
そして、お盆もまた、家族の絆を確かめ合い、未来へつないでいく大切な時間です。
今年のお盆は、ご先祖様に手を合わせ、ご家族やご親戚との再会を楽しみながら、
未来への安心につながる話も少しだけしてみてはいかがでしょうか。
その小さな一歩が、ご家族の安心につながり、きっと将来「話しておいてよかった」と
思える日が来るはずです。
長岡の花火が希望の光を届けるように、お盆という時間もまた、家族の未来を
照らす大切な機会であってほしいと願っています。


